この度、新たに設立した日本内燃機関保存協会の初代理事長に就任いたしました 岩本 雄次 と申します。
メルセデスベンツの創始者である、カールベンツ氏が135年前に内燃機関を積んだ三輪型自動車を発表したことを祖として歴史が始まりました。
日本ではまだ明治19年、江戸時代からの過渡期にあり廃藩置県で揉め続けていた頃であります。
現在はといえば、長年に亘り動力源として支え続けてきたガソリンや軽油、天然ガスを燃料としてきた内燃機関(エンジン)にかわって、電力、水素などに置き換わろうとしている過渡期を迎えています。
地球温暖化の元凶と言われる、化石燃料を燃やし二酸化炭素を排出し続ける内燃機関を内在する自動車・二輪車・飛行機・船舶などは環境保全における悪玉となりつつあります。
しかしながら、動力源として日本の基幹産業を根底で支えてきた小さな発動機や、資源無き加工製造国家として半世紀以上多くの雇用を生み出し、世界各国への輸出により外貨を獲得し続けてきたメイドインジャパンの自動車を初めとする産業機械の保存や歴史遺産としての文化継承事業に関しては、全く無策なまま今日を迎えております。
日本内燃機関保存協会は、個人として維持保存に取り組んでおられる皆様と共に、重加算税等で苦しめられる使い捨て文化に一石を投じ歴史継承への啓蒙活動を行い、自動車メーカー各社へのパーツ供給の働きかけ、カジノなどという公営鉄火場ではなく日本の誇る文化遺産を後世に残すべく内燃機関歴史博物館の設立を国に提言してゆきたいと設立を致すことに考え至りました。
単なる懐古主義で終わらせることなく歴史遺産を後世に残していくということを使命として、皆様と共に活動してゆく所存でございます。
岩本雄次 略歴
1927年 | 祖父「岩本虎之助」が四谷區新宿2丁目に自動車解体業を起業 |
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1953年 | 父「岩本昭男」が祖父の死後、兄弟3人で中古オートバイ販売店を開業を経て中古軽自動車から中古車全般販売会社へ移行 |
1971年 | 法人登記を行い「岩本モータース有限会社」に変更 |
1989年 | 3代目となる「岩本 雄次」入社 |
1991年 | 専務取締役就任 |
1993年 | 代表取締役就任後現在に至る |
自動車やオートバイにかかる重加算税の廃止撤廃を目指して活動を行います。
自動車の場合製造より13年からさらに18年以降は自動車税と重量税の増税。
世界に冠たる車検制度のもとできちんと整備されている車両にもかかわらず、単純に使用年数が古いという理由によるが、歴史的にも文化価値の高いapproved carという観点が全く欠如している事を国に働き掛ける活動を行います。
消えゆく内燃機関の歴史的保存活動を国に訴えかけていきます。
ものづくり大国「日本」という確固たる地位を築き上げた産業の一つに、内燃機関を中心としてきた製造業があります。
戦前より発動機として勃興した内燃機関が改良、発展、発達してモーターリゼーションを経て世界に冠たる自動車・オートバイ製造メーカーが切磋琢磨し輸出大国として外貨を獲得し続けてきております。
そんな、内燃機関を歴史遺産として国の主導による歴史博物館の創設を訴えかけます。
自動車メーカーに古い車のパーツに関する供給を訴えかける活動。
製造30年以上経過した車のパーツ供給が日本車の場合には2輪4輪共に非常にきびしき状況にあるためメーカーへの働きかけを署名等で訴えかける活動を模索します。
団体名称 | NPO法人 日本内燃機関保存協会 |
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設立年度 | 2021年 1月 |
役員 | 理事長 岩本 雄次 |
所在地 | 東京都新宿区新宿2-2-1 ビューシティー新宿御苑1202 |
電話番号 | 03-3341-1190 |